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野呂元丈(のろげんじょう)

生没 1693.12.20~1761.7.6 江戸中期の本草学者。名は実夫。元丈は字。伊勢国生れ。京都の山脇玄修(げんしゅう)に医学を,並河天民(てんみん)に古学を,稲生若水(いのうじゃくすい)に本草学を学ぶ。1719年(享保4)幕府の採薬御用を命じられ,各地に採薬。40年(元文5)青木昆陽(こんよう)とともに将軍徳川吉宗からオランダ語学習の内旨をうけ,江戸参府ごとにオランダ通詞を介してオランダ本草について質疑した。「阿蘭陀禽獣虫魚図和解」「阿蘭陀本草和解」などを著し,蘭学興隆の基礎をなした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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