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野村望東尼(のむらもとに)

生没 1806.9.6~67.11.6 江戸後期の歌人・勤王家。福岡藩士浦野勝幸の三女。名はもと・もと子。号は招月・向陵。郡利貫と離婚後,福岡藩士野村貞貫の後妻となる。夫とともに大隈言道(ことみち)に師事して和歌を学び,大田垣蓮月・千種有文らと交わった。夫と死別後,出家して向陵院招月望東禅尼と称した。勤王の志士と深くかかわり,1865年(慶応元)筑前国姫島(現,福岡県糸島市志摩)に流罪となるが,翌年救出。家集「向陵集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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