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延売買(のべばいばい)

即時決済を不要とする売買。狭義には期限を定めて売買契約を行い,期日にいたって商品・代金を授受する取引。広義には掛売買・手付売買・手形売買などを含めた先物取引の総称。江戸時代になると現金取引のみでなく先物取引が広く行われ,商人集団としての信用確保の過程で確立する。当初禁止していた幕府も,物価安定機能を期待して公認するようになり,米穀・綿糸・酒など多種の商品相場に定着した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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