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野中兼山(のなかけんざん)

生没 1615~63.12.15 江戸前期の高知藩家老・儒学者。父は良明。1631年(寛永8)奉行職となり,36年養父直継の死により家督を継ぎ6000石。谷時中(じちゅう)について南学を修め,その封建教理を施政方針として,河川の改修,新田開発,郷士の採用,専売制の実施など藩政を推進。54年(承応3)の小倉勝介・三省父子の死後独裁化し,63年(寛文3)一門や重臣の弾劾により奉行職を解任され失脚,野中家は改易となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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