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農林省(のうりんしょう)

農林・畜産・水産業を主管する省庁。1925年(大正14)4月農商務省を廃止し農林省・商工省を新設。当初は大臣官房と農務・山林・水産・畜産の4局。27年(昭和2)蚕糸局,32年米穀部(34年米穀局,41年食糧管理局)・経済更生部(41年廃止)が加わり,昭和恐慌期の農業政策の積極化・多様化に応じた。36年新設の馬政局には陸軍も参加。戦時統制の本格化と事務調整のため,41年1月全面的改組。官房,総務・農政・山林・水産・蚕糸・食品の6内局,食糧管理・馬政の2外局,臨時資材部の構成。43年11月商工省と統合し農商省となるが,45年8月再分離。49年農林省設置法による整理(官房・5内局・3外局),72年新政策実施にともなう組織改革をへて,78年農林水産省と改称。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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