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農地委員会(のうちいいんかい)

1938年(昭和13)の農地調整法によって市町村と都道府県に設置された機関。設立当初は自作農創設,地主小作問題に関する調整をおもな事業としたが,委員は首長が任命し,地主層が中心であった。第2次大戦後に市町村農地委員会の委員は,地主・自作・小作の別による公選制がとられ,農地改革の推進主体となった。上位機関は中央農地委員会・都道府県農地委員会であり,51年に農業調整委員会と統合され,農業委員会となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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