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沼田荘(ぬたのしょう)

安芸国沼田郡にあった荘園。荘域は広島県三原市付近。沼田氏によって開発されたとみられ,平安末期に蓮華王院に寄進された。沼田氏は平家とともに滅亡し,土肥実平(どひさねひら)が地頭に任じられ,その子孫の小早川氏が地頭職を継いだ。田数は鎌倉中期で460町。同氏は高山(たかやま)城を本拠とし,荘内諸郷に庶子家を一分地頭として配して繁栄。荘内には沼田の市があった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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