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小野岑守(おののみねもり)

生没 778~830.4.19 平安初期の公卿・文人。父は永見(ながみ)。子に篁(たかむら)がいる。810年(弘仁元)嵯峨天皇の即位時に侍読(じとう)として特進し,内蔵頭・皇后宮大夫などを歴任し,参議に至る。823年大宰大弐(だいに)として赴任中,管内に公営田(くえいでん)を設置すること,行旅のための救済に続命院(ぞくみょういん)を設けることなどを申請。多禰島(たねがしま)を大隅国に合併した。「凌雲集(りょううんしゅう)」の撰進,「日本後紀」「内裏式」の編集に参画し,「文華秀麗集」「経国集」に漢詩を収める。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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