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小野妹子(おののいもこ)

生没年不詳。7世紀前半の豪族。子に毛人(えみし),孫に毛野(けの)がいる。推古朝の対隋交渉に活躍した。607年(推古15)大礼であった妹子は「日出づる処の天子,書を日没する処の天子に致す」という国書をもって渡海。隋の煬帝(ようだい)の不興をかったが,返答使裴世清(はいせいせい)をともなって帰国することができた。翌年裴世清の帰国時には再び送使として入隋した。607年の遣隋使は,「隋書」によれば600年につぐ第2次の遣使であったことが知られる。中国名は蘇因高(そいんこう)。609年の帰国後の消息は不明。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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