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大間書(おおまがき)

大間とも。除目(じもく)で選考結果を記録する帳簿。欠員となっている官職を書き並べた巻子(かんす)で,外記(げき)が準備し,除目の執筆(しゅひつ)はここに新任者名と任官事由(尻付(しつけ))を順次記入していった。議が終わると天皇の確認をうけ,清書上卿(しょうけい)が正式の任官文書の「除目」を作成するための台帳となった。「長徳二年(996)大間書」(「続群書類従」所収)が現存最古のもの。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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