1. 用語
  2. 日本史 -お-
  3. 大判(おおばん)

大判(おおばん)

判金とも。織豊期~江戸時代に賞賜・贈答用に鋳造された金貨。1588年(天正16)に豊臣秀吉が彫金師後藤徳乗(とくじょう)に製作を命じて以来,江戸時代を通じて後藤家が大判座として鋳造にあたった。豊臣氏による大判は天正大判と総称され,江戸時代に入ると慶長・元禄・享保・天保・万延の各大判が順次鋳造された。慶長大判のうちには,明暦の江戸大火後に鋳造された通称,明暦判もある。表は鎚目が施され,「拾両 後藤(花押)」の墨書と桐紋の極印(ごくいん)があるが,裏の形式は時期により違いがある。重量は44匁余で京目10両に相当したが,万延大判では30匁となった。品位は天正が70%以上,慶長・享保・天保が約68%,元禄が約52%,万延が約37%に下落した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう