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大友義鑑(おおともよしあき)

生没 1502~50.2.12/13 戦国期の豊後国の武将。豊後・筑後・肥後3カ国守護。父は義長。幼名塩法師丸のち次郎五郎。初名親安のち親敦(ちかあつ)。修理大夫・左少将。1518年(永正15)父の死により家督相続。20年弟重治を肥後菊池氏の養子とする。大内氏と筑前・筑後・豊前各国の領有をめぐりたびたび抗争し,ことに34年(天文3)の速見郡勢場ケ原(せいばがはる)(現,大分県杵築市)の合戦は激戦であった。一時は弟菊池重治も大内方についたが,38年に大内方と和議成立。46年には伊予国宇和島の西園寺氏領にも侵攻。九州地方における有力戦国大名としての地歩を固めた。しかし長子宗麟(そうりん)の廃嫡と末子塩市丸への家督譲渡を企て,50年2月10日の大友二階崩(にかいくずれ)の変での傷がもとで死没。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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