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大塚楠緒子(おおつかくすおこ)

生没 1875.8.9~1910.11.9 明治期の小説家・詩人・歌人。本名久寿雄。東京都出身。東京控訴院院長の長女として生まれ,竹柏園(なぎぞの)門下の歌人として少女時代から頭角を現す。東京女子師範付属女学校を首席で卒業の頃から美貌の才媛として評判になった。擬古典風の小説を著し,一葉につぐ女性作家ともいわれた。夫保治(やすじ)の友人夏目漱石から文学的・人生的影響をうけた。厭戦詩「お百度詣(もうで)」(1905)も知られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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