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大庄屋(おおじょうや)

大肝煎(きもいり)・大名主(なぬし)・割元(わりもと)とも。近世の幕領や藩領で村をこえた広い領域におかれた地方(じかた)役人。熊本藩では惣庄屋,金沢藩では十村(とむら)という。管轄地域を組・郷・触・領・手永(てなが)・通(とおり)などとよぶ。幕府や藩から管下の村々への布達・伝達,村が提出する文書への奥書,普請場所の検分や村々の人別帳・明細帳の集中管理などが職務。円滑な地域行政遂行のためには有効だったが,世襲制による弊害も生じた。17世紀後半以降,藩によっては世襲制を廃止し,村役人のなかから能力に応じて抜擢するようになり,地方支配を代行する中間的官僚の性格が強くなった。幕領では,1713年(正徳3)不正を理由に廃止され,原則として復活されなかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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