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大坂(おおさか)

本来は大阪市のほぼ中央を南北に貫く上町(うえまち)台地の北端の地。摂津国東成(ひがしなり)郡に属し,1496年(明応5)の「本願寺蓮如消息」に「摂州東成郡生玉之庄内,大坂トイフ在所」とみえる。小坂(おさか)とも書いたようで「厳助(ごんじょ)往年記」の1561年(永禄4)3月28日条には「小坂本願寺」とある。戦国期に本願寺蓮如が建立した坊舎が石山本願寺となって寺内町が建設され,豊臣秀吉の大坂城の建設で城下町となり,やがて近世の大坂三郷へと発展し,大坂という呼称も広域名称となった。近世にはほとんど大坂と書くが,住吉大社石灯籠や道標などに大阪と彫られたものもある。大阪の文字が広く用いられるようになったのは,1877年(明治10)前後である。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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