大川周明(おおかわしゅうめい)
生没 1886.12.6~1957.12.24 昭和期の国家主義者・右翼理論家。山形県出身。東大卒。1918年(大正7)満鉄東亜経済調査局に入社,翌年編集課長。調査に従事する一方,北一輝らと猶存社を結成,その後も行地社を創立するなど,国家主義運動を率いた。31年(昭和6)橋本欣五郎らの桜会とともに陸軍主導の内閣樹立をめざした3月事件・10月事件に参画。翌年の5・15事件で禁錮刑判決。第2次大戦後,A級戦犯容疑で逮捕されるが,極東国際軍事裁判審理中に精神障害をおこし,免訴となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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