天智朝に藤原鎌足(かまたり)らが編纂し,668年(天智7)に完成したとされる令。律は伴わない。「藤氏家伝」上,「弘仁格式」序などにみえるが,内容は不明。律令制定史において日本最古の令と評価されるが,制定の確実な史料がないため,天智朝での体系的法典制定の条件がないとして近江令の存在を否定する説もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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