1. 用語
  2. 日本史 -お-
  3. 奥州道中(おうしゅうどうちゅう)

奥州道中(おうしゅうどうちゅう)

近世の五街道の一つ。道中奉行の支配に属する。江戸と奥羽地方とを結ぶ幹線路で,宿駅は宇都宮の北から白沢・氏家・喜連川(きつれがわ)・佐久山・大田原・鍋掛・越堀・芦野・白坂・白河の10宿。千住―宇都宮間は日光道中であるが,奥州道中もかねる。白河以北は松前街道と称される脇往還である。俗称として使用される奥州街道は広義には千住以北をさす。参勤交代で利用する藩は37に及んだ。また東北南部の諸藩の年貢米が多く輸送され,鬼怒(きぬ)川の阿久津・板戸河岸などに送られた。この江戸廻米や商品作物などの輸送をめぐって,奥州道中の東側にある関街道と西側にある原方街道との間で,江戸前期からたびたび争論が発生している。荷物の輸送にあたっては付子(つけこ)が活動した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう