1. 用語
  2. 日本史 -れ-
  3. 蓮如(れんにょ)

蓮如(れんにょ)

生没 1415.2.25~99.3.25 室町中期~戦国期の浄土真宗の僧。諱は兼寿。父は存如。少年期に本願寺再興を決意し,父に宗学を学び真宗教義への理解を深めた。1447~49年(文安4~宝徳元)東国に赴き親鸞関係の遺跡を巡り,57年(長禄元)本願寺8世となった。以後,近江門徒の掌握を行ったため比叡山との関係が悪化し,65年(寛正6)本願寺の破却にあった。三河地方の教化ののち,71年(文明3)越前国吉崎に坊舎をたてた。吉崎には門前町が形成されおおいに栄えたが,富樫氏の攻略にあい退去。京都山科に本願寺を再興し,教団隆盛の基礎を築いた。教えは「御文(おふみ)」としてまとめられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう