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暦象新書(れきしょうしんしょ)

江戸後期の天文物理学書。長崎の元オランダ通詞の志筑(しづき)忠雄が訳述。3巻。1798~1802年(寛政10~享和2)に成立。原典はオックスフォード大学のジョン・ケイルのラテン語の書をオランダのルロフスがオランダ語訳し,ライデンで出版(1741)したもの。西欧の天文学・力学の理論をのべたものだが,志筑はさらに原書にない独創的な新説も補っている。ほぼ同時代のカントやラプラスの太陽系の成因に関する星雲説を図説しており,18世紀末の日本の水準をはるかにこえている。「日本哲学全書」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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