1. 用語
  2. 日本史 -ろ-
  3. 論語古義(ろんごこぎ)

論語古義(ろんごこぎ)

伊藤仁斎(じんさい)著の「論語」注釈書。10巻。1712年(正徳2)高弟などが編集・刊行。仁斎が半生をかけた研究の成果といえ,「論語」至上主義に立ち,孔門の原義の復元をめざす。「論語」テキストの前後各10編を,成立時期の異なる正・続関係にあるとした。道徳仁義説,性善説,天命説,鬼神卜筮(ぼくぜい)の排斥など,「論語」「孟子」の連続的発展という立場の解釈が特徴。「日本名家四書注釈全書」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう