「古今集」の序で論評された6人の歌人,遍照(へんじょう)・在原業平(なりひら)・文屋康秀(ふんやのやすひで)・喜撰(きせん)・小野小町・大友黒主(くろぬし)をいう。ただし「古今集」時代には六歌仙のいい方はなく,藤原公任(きんとう)の「三十六人撰」以前に成立した概念か。「古今集」の撰者たちより前の世代で,漢詩文に押されていた和歌の復興に力があった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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