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六角征伐(ろっかくせいばつ)

戦国期に行われた,近江国守護六角高頼に対する将軍足利義尚(よしひさ)と同義材(よしき)(義稙(よしたね))による2度の追討。高頼は応仁・文明の乱以来,寺社本所領や幕臣所領を押領。近江に所領をもつ奉公衆らの要請をうけた義尚は幕府権威回復のため,1487年(長享元)9月に出陣。1年半余近江国栗太郡鈎(まがり)(現,滋賀県栗東市)に在陣後病没。将軍職を継いだ義材は91年(延徳3)8月親征し,1年4カ月在陣。全般的に諸守護大名は征伐に協調的でなく,大きな成果はあげられなかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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