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六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)

京都市東山区にある真言宗智山派の寺。普陀落(ふだらく)山と号す。963年(応和3)空也建立の西光寺が起源とされる。その没後,2世中信は寺観を整え,寺号を六波羅蜜寺と改めて天台別院としたという。法華八講・迎講・地蔵講や念仏三昧を修める寺として京都の貴賤の信仰を集めた。何度か火災にあうが勧進により復興され,近世以降は智積院末寺となる。十一面観音立像は国宝,空也(くうや)上人立像は重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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