1. 用語
  2. 日本史 -ろ-
  3. 六斎市(ろくさいいち)

六斎市(ろくさいいち)

中世~近世に都市・農村で特定の日に月6度開かれた定期市。一般に応仁・文明の乱後各地に発生したとみられ,15世紀後半には美濃国大矢田市などが六斎市となっていた。戦国大名は新宿・新町設置の際,六斎市を開く例が多かった。開催日を異にするいくつかの六斎市が結びつき,一定の市場網を形成する場合もあり,秩父盆地では秩父大宮(1・6日)を親市とし,贄川(にえかわ)(2・7日)・吉田(3・8日)・大野原(4・9日)・上小鹿野(かみおがの)(5・10日)の順で開催するシステムがとられていた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう