室町幕府の3代将軍足利義満が北山殿に設けた3層の住宅系建築。最上層に舎利を安置するため舎利殿とよばれた。創建は1398年(応永5)頃。1950年(昭和25)放火で焼失し,55年に再建。初層は法水院,2層は潮音洞といい観音像を安置,3層は究竟頂(くきょうちょう)といい阿弥陀三尊・舎利などを安置した。外部を金箔でおおい,室町中期にはすでに金閣とよばれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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