鹿苑寺(ろくおんじ)
京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺。北山と号し,通称は金閣寺。開山は夢窓疎石(むそうそせき)。足利義満が営んだ北山殿(きたやまどの)の舎利殿(金閣)を中心として,義満の死後,足利義持が菩提を弔うために寺とした。応仁・文明の乱では西軍の陣となり,金閣以外のほとんどの堂舎を焼失。のち再建され,17世紀末までに現在の堂舎が整った。金閣は室町文化を代表するものだったが焼失し,1955年(昭和30)再建。池泉回遊式庭園は国特別史跡・国特別名勝。大書院障壁画・「足利義満像」(ともに重文)などがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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