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労働農民党(ろうどうのうみんとう)

大正末~昭和初期の左派無産政党。略称は労農党。農民労働党の結社禁止後,無産政党組織準備懇談会を母体に,左派を排除して1926年(大正15)3月結成。委員長杉山元治郎,書記長三輪寿壮(じゅそう)。左派の加入をめぐって対立し,10月に右派・中間派が脱退。12月に残留組は大山郁夫を委員長とし,左翼政党となった。日本共産党の影響下で28年(昭和3)の総選挙に大量立候補するなど公然活動を行ったが,3・15事件で活動家が検挙され,同年4月結社禁止となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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