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三遊亭円朝(さんゆうていえんちょう)

落語家。幕末~大正期に2代を数える。初代(1839~1900)は江戸生れ,本名出淵(いずぶち)次郎吉。2代三遊亭円生の門人で小円太。一時廃業後,1855年(安政2)円朝と改め復帰し,真打となる。芝居噺(しばいばなし)で人気を博し,「真景累ケ淵(かさねがふち)」や「怪談牡丹灯籠」などを創作。二葉亭四迷の言文一致の創作活動にも影響を与えた。2代(1860~1924)は江戸生れ,本名沢木勘次郎。はじめ三遊亭円右(えんう)を名のり,1924年(大正13)2代円朝を襲名したが直後に没。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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