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三浦の乱(さんぽのらん)

庚午(こうご)の変とも。1510年(永正7)朝鮮の三浦(薺浦(せいほ)〈乃而浦(ないじほ)〉・富山浦(ふざんほ)〈釜山〉・塩浦(えんぽ))で日本人のおこした争乱。15世紀末,朝鮮側の公貿易制限に対する密貿易が増加し,三浦は無法に近い状態になった。朝鮮国王中宗は,三浦を管轄する官人を刷新し,貿易の諸規定を厳守させるが,官人は三浦の恒居倭人(こうきょわじん)の実情を無視した施策をとって不満を増大させた。10年4月4日,薺浦・富山浦の恒居倭人は,対馬島主宗盛順の代官宗盛親の指揮する対馬からの援軍をえて蜂起。熊川(ゆうせん)・巨済(きょさい)島(ともに現,慶尚南道)などを攻撃して朝鮮に和平を求めるが,4月19日薺浦,6月末に安骨浦(あんこつほ)(現,慶尚南道)で朝鮮軍に大敗。この乱により,朝鮮・対馬関係は断絶し,12年の壬申約条の成立で再開。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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