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三方領知替反対一揆(さんぽうりょうちがえはんたいいっき)

1840~41年(天保11~12)出羽国鶴岡藩の領民が,幕府の三方領知替に反対した一揆。幕府は酒田・新潟両港の不取締りを理由に鶴岡藩酒井氏を越後国長岡へ,長岡藩牧野氏を武蔵国川越へ,川越藩松平氏を鶴岡へ転封しようとした。本間家などの大地主から小前百姓までをふくめた一揆は,たびたび幕府へ越訴するとともに会津・仙台・米沢・秋田などの諸藩へも出訴した。その結果,幕藩領主内部にも転封反対の気運が高まり,幕府は政策を撤回せざるをえず,威信は大きく失墜した。鶴岡藩主の仁政を慕う行動として評価されてきたが,新領主による増徴へのおそれと,転封費用の負担転嫁に反対する意識が百姓らを一揆へかりたてたといえる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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