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三度飛脚(さんどひきゃく)

近世の大坂・京都・駿府と江戸を結ぶ飛脚。はじめ大坂城・二条城に詰める城番衆と江戸との書状輸送は,宿人馬を利用して番士の家僕が行ったが,1664年(寛文4)には町飛脚が請け負い,宿駅人馬を利用して,月3度の飛脚を出すことになった。以後,三度飛脚は町飛脚をさす。江戸の三度飛脚は1782年(天明2)に仲間が許され,定飛脚と称するようになったが,大坂では三度飛脚の名称を通した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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