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算道(さんどう)

古代~中世における大学寮数学科や算術一般,および算術を扱う人。算道という言葉自体は平安時代から現れる。大学寮数学科としての算道には算博士・算得業生(さんとくごうしょう)・算生(さんしょう)などが属し,また大宰府にも算師・算生がおかれた。日本の律令国家では国家運営のために必要な水準の計算能力をもった者が少なかったためか,唐にくらべて算博士らの地位は高かった。大学寮では唐にならって「九章算術」「綴術(てつじゅつ)」などの高度な数学書も教えられ,また暦算とのかかわりも深く,暦道に干渉することもあった。古代~中世の算術としての算道は呪術と同一視され,数字を神秘視する点では中世ヨーロッパ・中国と同じである。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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