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散田(さんでん)

8~9世紀頃の史料に表れる散田は,口分田・乗田(じょうでん)以外の私有地などのこと。10~11世紀には田堵(たと)から毎年請作者を募り,荘田を割りあてることをさすようになる。この時期には散田請作が荘園経営の基本であった。中世に入ると名田にくみこまれない新開田や名主の没落などで解体した名田などをよんだ。このような散田は均等名(きんとうみょう)化する際に使われたり,下作人らが請作する領主直属地とすることもあった。中世後期にはこうした散田作人の一部は成長し,新名主になった。近世には無主地や荒廃地をいう。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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