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三蔵(さんぞう)

「みつのくら」とも。「古語拾遺」にみえる,斎蔵(いみくら)・内蔵(うちつくら)・大蔵(おおくら)という大和朝廷の伝承上の三つの庫蔵。神物と官物が未分化な神武朝に斎蔵が,三韓からの貢納物が増加した履中朝に内蔵が,秦氏の調の納入を機に諸国からの貢納物が増加した雄略朝に大蔵が,それぞれたてられたとされる。これは6世紀頃に実際に神祇関係の物品を管理した斎(忌)部(いんべ)氏や,令制内蔵寮・大蔵省の前身の内蔵・大蔵で物品を管理していた渡来系氏族が述作した伝承にもとづくものであろう。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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