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三線(さんしん)

沖縄・奄美などで伝承される弦楽器。「さむしる」とも発音し,近来は「しゃみせん」ともいう。俗称の蛇皮線(じゃびせん)は本土側のよび方で,現地では用いない。組踊や琉歌の伴奏楽器として用いる。14世紀末頃に伝来した中国の三弦を改良して作られたとされ,胴にはニシキヘビの皮を張り,右手人差指にはめた義爪,奄美では竹ヒゴで演奏する。永禄年間に本土に伝わり,改良されて三味線となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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