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三関(さんげん)

伊勢国鈴鹿関(三重県亀山市),美濃国不破(ふわ)関(岐阜県関ケ原町),越前国愛発(あらち)関(福井県敦賀市)の総称。その設置は天智朝と考えられる。東方からの侵入に備えるよりも,中央での反乱が東国に波及するのを防ぐことが主たる機能であり,反乱,天皇の譲位・死亡などに際しては,関を閉じ警固にあたる固関(こげん)が行われた。三関は789年(延暦8)に廃止されたが,以後も固関は存続した。810年(弘仁元)からは愛発関にかわって近江関が入り,ふつうこれは近江国逢坂関(滋賀県大津市)をさすと考えられるが,「二中歴」などは同国勢多関(大津市)を三関の一つとする。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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