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三管領・四職(さんかんれい・ししき)

室町幕府の大名の家格。管領に任じられる3家と侍所頭人(所司(しょし))に任じられる4家の総称。三管領は三職ともいう。管領は2代将軍足利義詮(よしあきら)以来,細川・斯波(しば)両氏が交互に任じられ,3代将軍足利義満のとき畠山氏が加わり,以後3氏の嫡家から任命された。侍所の長官である所司は,南北朝期には有力守護がしばしば交代で任じられて家格が一定しなかったが,応永初年以後は京極・赤松・土岐(とき)・一色(いっしき)・山名の5氏から任じられ,永享末年以降土岐氏がなくなり,残り4氏の嫡家に限定された。三管領は特別視されたが,四職は相伴衆(しょうばんしゅう)として他氏と同様な待遇をうけた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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