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三貨(さんか)

金・銀・銭の3種類の貨幣。銭は古くから流通したが,金銀の貨幣的使用は,戦国期に金銀山の開発とともに一般化した。江戸幕府はまず金銀貨を発行して三貨の交換比率を公定し,のち銭(寛永通宝)を大量発行した。通貨の基本は計数貨幣の金貨,秤量(しょうりょう)貨幣の銀貨で,銭はおもに小払いに使われた。江戸後期には南鐐(なんりょう)二朱銀など,金貨の単位をもつ銀貨も鋳造された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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