讃(さん)

「宋書」倭国伝に記される倭の五王の1人。5世紀前半頃の王。珍(ちん)の兄。421年,中国南朝の宋に遣使し,高祖武帝から除授(じょじゅ)(任官)をうけた。このとき与えられた爵号は記されていないが,以後の4人の王の例から安東将軍と推測される。応神天皇の名の誉田(ほんだ)の「ホム」を漢訳したとする説が有力だが,履中天皇や仁徳(にんとく)天皇の名の1音をとったとする説もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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