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佐野政言(さのまさこと)

生没 1757~84.4.3 江戸中期の幕臣。父は政豊。善左衛門。1784年(天明4)3月24日,江戸城中で若年寄田沼意知(おきとも)に切りつけ,深手をおわせて死亡させたため,切腹した。動機は家来筋の田沼家が佐野家の系図・旗を奪ったことや,依怙贔屓,賄賂にかかわる怨恨というが,門閥譜代らによる政治的な暗殺との風評もあった。折からの江戸廻米による米価安定と田沼政権への嫌悪から,世直し大明神と世に騒がれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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