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坂下門外の変(さかしたもんがいのへん)

1862年(文久2)1月15日,尊攘派志士が老中安藤信正を襲撃した事件。信正は井伊直弼(なおすけ)の死後,幕閣の中心となり,水戸藩に対して高圧的な態度をとった。また公武合体策として和宮降嫁を実現し志士を激昂させた。宇都宮藩の儒者大橋訥庵(とつあん)は攘夷決行の義兵計画を企て,水戸藩志士の助力を求めた。61年11月下旬,水戸藩志士の信正襲撃策に一致し,62年1月15日の決行を定めた。大橋は3日前に別の嫌疑で捕らえられたが,水戸浪士と宇都宮側の計6人は登城する安藤を坂下門外で襲撃し,全員討死した。遅参した水戸浪士川辺左次右衛門は萩藩に「斬奸(ざんかん)趣意書」を届けて自刃。負傷した安藤は老中を罷免され,公武合体運動は退潮し,朝廷の権威が増大した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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