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済生会(さいせいかい)

貧困患者に対する救療事業を行う恩賜財団。大逆事件により幸徳秋水らを極刑に処した直後の1911年(明治44)2月11日,明治天皇は施薬救療の勅語とともに150万円を下賜した。政府はこれを基に財閥の募金などを加えて同年5月公益法人済生会を設立した。第2次大戦後の52年(昭和27)社会福祉事業法による社会福祉法人となり,各地に医療機関や社会福祉施設を設け,各種の社会福祉事業を行っている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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