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在家(ざいけ)

(1)出家に対して,世俗の人。(2)中世,住人,家屋,付属する畠地,宅地を一括した在家役の収取単位。10世紀後半から供御人(くごにん)・神人(じにん)などの非農業民を在家として編成することが始まり,12世紀初頭には国衙(こくが)による公郷在家支配が開始された。その後,荘園で百姓名編成が進んだ畿内などでは,公事(くじ)賦課の対象としての在家は副次的な役割をはたすにとどまったが,東国や九州では室町時代にいたるまで在家支配が基本であり,在地領主が売買・譲渡の対象とした在家も存在した。また町場や港津など都市的な場においても在家支配が導入されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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