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潜伏キリシタン(せんぷくキリシタン)

江戸時代,キリシタン禁制に対して表面的には仏教徒を装いつつ,密かにキリシタンを信仰し続けた人々。コンフラリア(信心会)などの組織のもと集団的に信仰を保持した。この地下組織と共同体との結合が潜伏を可能にしたとする説もあるが,たとえば天草のように同一村内にキリシタンと非キリシタンが混在していた場合もある。このようなキリシタンの潜伏が露顕した事件を「崩れ(くずれ)」といい,大村郡崩れ・豊後崩れ・濃尾崩れ・天草崩れ・浦上崩れが著名である。潜伏キリシタンのなかには,キリシタン禁制の高札撤去(1873)以降も教会に復帰しない人々がいるが,江戸時代の潜伏キリシタンと区別する意味で彼らを隠れキリシタンとよぶ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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