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善の研究(ぜんのけんきゅう)

西田幾多郎の哲学書。1911年(明治44)初版。四高における講義案を数編の雑誌論文として発表したものが中心。東洋的な「主客合一」を「純粋経験」としていっさいの基礎におき,独自の哲学体系を構築した。西洋哲学による東洋思想の解釈にいきづまっていた明治思想界に新鮮な地平を開拓し,同時に「人生の問題」を楽観性豊かに論じたことにより,教養主義の古典となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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