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宣徳通宝(せんとくつうほう)

中国明の銅銭。宣宗宣徳帝治下の1433年に初鋳。日本にも流入したが,国内での流通量は少ない。当初は精銭(せいせん)として通用したが,15世紀末以降,悪銭に転落。1569年(永禄12)織田信長が発した撰銭令(えりぜにれい)では,悪銭のなかで最も良質の部類に位置づけられ,精銭の半分の価値を付与された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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