潜水艦(せんすいかん)
水面下で行動可能な戦闘用艦艇。主兵器は近代では魚雷,現代ではミサイルで,偵察・監視・攻撃・機雷敷設・輸送などの任務に従う。日本海軍では規準排水量1000トン以上を伊号(いごう),以下を呂号(ろごう),さらに500トン未満を波号(はごう)と区別した。艦体に水圧に耐える内殻とその外側の外殻があり,中間のスペースに海水を注入・排水して潜没・浮上する。在来型潜水艦の水中航走に蓄電池電力を使用する欠点をなくしたのが,原子力潜水艦である。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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