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千手観音(せんじゅかんのん)

千手千眼(せんげん)観世音菩薩の略称。千眼千臂(せんぴ)観世音菩薩ともいう。六観音(千手・馬頭・十一面・聖(しょう)・如意輪・准提(じゅんてい))または七観音(六観音と不空羂索(ふくうけんじゃく))の一つ。千手をもち各手に1眼がある。通例は42手に1眼と所定の器物をもち,頭上に11面・27面などをのせる像形をとる。いずれも観音の広大無辺の慈悲を象徴する。奈良唐招提寺金堂や京都蓮華王院(三十三間堂)の千手観音像が代表例。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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