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宣旨枡(せんじます)

後三条天皇により1072年(延久4)に制定されたという公定枡。それまでは平安初期から多様な枡が使用されていた。容積は方1尺6分,高3寸6分を1斗とする「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」の説など,いくつかの異説がある。畿内を中心にほぼ全国的に使用され,鎌倉時代を通じて権威を保っていた。室町時代には油を量るためにも使用された。その後も「せんじ」とよばれる枡が各地にみられるが,宣旨枡と直接の関係はない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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